U:階段の事故

   @ 階段の事故は、3,013件で家庭内事故のなかで最も多く、家庭内事故の11%を占め
       住宅関連事故の35%に及びます。また、家庭内事故の中で0歳(第3位)、30〜49歳
     (第2位)を除く、全ての年齢層で第1位にランクされていて、ほとんどの年代で飛びぬけて
       多くなっています。
 A ケガでは「擦過傷・挫傷・打撲傷」が多いですが、「骨折」、「脱臼・捻挫」のほか、
  「筋・腱・血管の損傷」、「頭蓋内損傷」、「神経・脊髄の損傷」なども多く、後遺症の起き
   やすいケガとなっています。ケガの程度は、全体に「軽症」が多い中で「死亡」にいたる
   ケースもみられます。(家庭内事故の「死亡」の18%を占め、浴槽についで多いです。)
 B 0〜4歳の乳幼児では身体に比較して大きい「頭部」など首から上のケガが多く、65歳以上
   の高齢者では「大腿・下腿」、「胸部」、「腰部・臀部」の割合が高くなります。
 C 事故に至る原因は「転落」(71%)や「転倒」(23%)となっており、ほとんどが転落
   転倒によって事故に至ってます。階段の上り下りのどちらで事故が起きたかをみると
   それが明らかなものの中では、下りる時の事故が上る時の4倍を越えています。
 D主な事例
○ 自宅の階段にワックスをかけた直後、階段を上っていて滑り、目と眉毛の間を打った。

                                      (5歳  男児)
○ 掃除機を持って2階に上がろうとして、階段の上から3段目くらいから掃除機を持ったまま落ちた。

  靴下が滑りやすいものだったと思う。                    (30歳 女性)
○ 2階で寝るため、階段の手すりにつかまって自宅の階段を上っていたら、もう1段で最上階というと     ころで手すりが折れて階段から転落、落差は約3メートルあり、腰を打った。    
(81歳 男性)
○ 2階で子どもが乗り物の玩具に乗っていたが、玄関の呼び鈴に反応して部屋から出て、乗り物ごと階段    を転落し、おでこ・鼻の下・右目横を打撲した。               (1歳  男児)
○ 暗いのに電気をつけずに踏むところが狭い階段を両手に洗濯物を持って下りる時、6段くらい滑って
  落ちた。足首や親指の付け根やひじが擦り傷となり、小指と背中を打撲した。  (43歳 女性)

−「階段に関連する事故」に至るパターン−