(床・階段・玄関・浴室)

T: 床・畳・敷居の事故

 @床・畳・敷居による事故は908件あり、家庭内事故全体の3%、住宅関連事故の11%を
  占めています。住宅関連事故の中では階段、浴室(風呂場・浴槽・シャワー)に次いで多く、
  その81%が転倒によるものです。
 A事故にあった人で65歳以上の高齢者が最も多く39%を占めています。
  このうちの78%が女性で高齢者の女性は男性の3.5倍に相当します。
 Bケガは「擦過傷・挫傷・打撲傷」が60%と最も多く、「骨折」も多く住宅関連事故の中では
  階段に次いでいます。 「骨折」のうち70%は65歳以上の高齢者の事故です。
  また、乳幼児の事故件数は多いものの「軽症」の割合が多いですが、50歳以上になると「中
  等症」以上の件数が増え、高齢者の場合は31%が「中等症」以上のケガになっています。
 C事故に至るパターンは、転倒した時の状況が明らかな258件のうち、滑ったものが137件
  つまずいたものが113件と、これらが飛びぬけて多く、よろめくなど身体のバランスを崩し
  たものが9件ありました。 滑るケースでは、床が濡れていたりワックスで磨いていたり
  また、置いてある新聞紙等に乗ってしまって滑ってしまうなどがみられます。
  つまずいたもののうち、半数以上の60件は敷居であり、敷居のわずかな段差がつまずきの
  原因と思われます。
 D主な事例
  ○新築の自宅の居間の床をワックスがけをしていたために、足が滑り転倒し、腕を骨折した。
   (ソックスを履いていた。)                     (58歳 女性)
  ○床の上に置いてある新聞を踏んで滑り、転倒したところに文庫本が重ねて置いてあったため
    左胸部を打撲した。                        (67歳 女性)
  ○自宅でベッドから降り、台所へ行く途中、居間で敷いてある布団につまずいて転び
   床に右手をつき、薬指を骨折した。                  (66歳 男性)
  ○朝、急いでいて洗面所の敷居につまずいて転倒し、右ひざを捻挫した。  (23歳 女性)
−「床・敷居・畳に関連する事故」に至るパターン()